目次
- 1. ダンゴムシによる被害とは?駆除の必要性も解説
- 2. ダンゴムシの駆除方法
- 3. ダンゴムシを近寄らせないための対策
- 4. そもそもダンゴムシとはどんな虫なのか?
1. ダンゴムシによる被害とは?駆除の必要性も解説

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食害をもたらすことがある
ダンゴムシは植物の葉や茎、根っこ、花芽を食害するので注意が必要だ。とくに柔らかい新芽を好み、穴があいたりカケたりする原因になる。花壇でのガーデニングや家庭菜園をしている方は注意が必要だ。とくにナスやイチゴ、パンジー、ビオラ、多肉植物、苔類など葉が柔らかい植物は食害にあいやすい。苔類は隙間に入り込んで、苔床が浮き上がることもある。こういった植物を育てる場合は十分な対策が必要だろう。自然界における益虫としての側面もある
ダンゴムシは人の生活に役立つ益虫とされている。枯れ葉を食べて、有機物を分解しやすい状態にしてくれるのが特徴。フンは微細昆虫や同じ益虫であるミミズのエサになるため、豊かな土を作るために役立ってくれる。数が少ないなら駆除する必要はほとんどない。大量発生する場合などは駆除がおすすめ
ダンゴムシが大量発生してエサが不足すると、食害が発生しやすくなるので駆除が必要だ。一度で数百の幼生を産むこともあるので注意。湿気を含む土やエサとなる落ち葉と新芽がそろうと、大量発生する可能性がある。新芽や花芽に群がって食べ尽くしてしまうケースもあるので、早めに駆除するのがおすすめだ。2. ダンゴムシの駆除方法

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市販の殺虫剤(駆除剤)をスプレーする
市販の殺虫剤を使用する駆除方法が一番手軽だ。ダンゴムシにシュッと吹きかけるだけで、簡単に駆除できる。植木鉢の下や湿気が多い場所などダンゴムシが好む場所に置いておき、見つけたらすぐに使用しよう。ただし、野菜や果実に使用する場合は、付着しても問題ない専用の殺虫剤を使ってほしい。木酢液や酢を散布する
ダンゴムシは酢のにおいが苦手なので、散布することで駆除できる。水で5%に薄めたあと、スプレーボトルに入れて吹きかけよう。また、ガーデニングで活躍する木酢液もおすすめだ。木炭を作るときに生じた水蒸気を液化したもので、強い殺菌・殺虫能力がある。原液のまま使用すると農作物に被害がでるため、200~500倍に薄めてから散布してほしい。誘引タイプの駆除剤(毒餌)は使用方法に注意!
エサでおびき寄せて食べさせることで駆除する駆除剤だ。固形タイプで、ダンゴムシの好む場所にまいて使用する。湿ったりカビが生えたりすると効果が弱くなるため、乾燥したところで使おう。手軽で効果が長く続くが、間違って口に入れてしまうと非常に危険だ。お子さんやペットが大量に食べると死亡することもあるので、取り扱いに注意しよう。手が届かない場所に保管して、まく場所にも気をつける。3. ダンゴムシを近寄らせないための対策

枯れ葉、落ち葉などは掃除しておく
枯れ葉や落ち葉はダンゴムシのエサになるので、キレイに掃除しよう。腐った野菜や枯れた花、昆虫の死骸も取り除く。落葉や花が落ちる時期は小まめな手入れが必要だ。湿気がある場所を減らす、なくす
ダンゴムシは湿気がある場所を好むため、風通しをよくすることが大事だ。プランターや植木鉢の下はジメジメしやすいので、花台にのせる。バケツやジョウロは置きっぱなしにせず、小まめに移動させるとよいだろう。また、土は下のほうが湿っているので、掘り返して乾燥させる。表面が乾いていても、湿った土の中にダンゴムシが生息している可能性があるので注意。定期的に乾燥させて、ダンゴムシが生息しにくい環境にすることが重要だ。忌避剤を活用する
まいて侵入を防ぐ粉末タイプの殺虫剤以外では、木酢液やコーヒー、ハーブを忌避剤として使用できる。木酢液は希釈して、コーヒーは濃いめに入れてからスプレーボトルで散布しよう。ダンゴムシはコーヒーの香りを嫌うが、カスはエサになるので使用を避けてほしい。ハーブを使用する場合は、スペアミントやペパーミント、ラバンジン、シナモンがおすすめだ。ハーブではないが、マリーゴールドにも同じような効果が期待できる。ただし、ミントなど一部のハーブは繁殖力が非常に強いので注意が必要だ。地植えは避けて、植木鉢やプランターで育てたほうがよいだろう。4. そもそもダンゴムシとはどんな虫なのか?

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