目次
- 1. 網戸の汚れの原因
- 2. 網戸の掃除の頻度は?
- 3. 道具を使った簡単な網戸の掃除方法
- 4. 念入りに網戸の掃除をする方法
- 5. サッシや窓ガラスの掃除方法
- 6. 網戸の掃除後に汚れを防止するコツ
1. 網戸の汚れの原因
網戸は外気に晒されているため、さまざまな汚れが付着する。汚れの原因や放置する危険性を、網戸の掃除前に確認してこう。
網戸の汚れを放置する危険性
排気ガスや土埃、花粉や虫などが外側からの汚れだ。さらに網戸の内側からキッチンの煙や室内のホコリ、タバコのヤニなどが付着。放置すると見た目が悪くなるのはもちろん、窓やカーテンも汚れやすくなる。さらに咳や喉の痛み、花粉症を引き起こすこともあるので、網戸の掃除が必要だ。定期的に網戸の掃除をして清潔に保つようにしよう。
2. 網戸の掃除の頻度は?
週に1回ほど洗剤不要の簡単な網戸の掃除をすれば、清潔な状態を保ちやすい。付着した汚れを、フロアワイパーや乾拭きでサッと取り除くだけでもOKだ。溜まった汚れをしっかり除去する念入りな網戸の掃除は、半年に1回を目安にしよう。重曹やメラミンスポンジを使用して網戸の掃除をすることで、こびりついた頑固な汚れがスッキリと落とせる。
3. 道具を使った簡単な網戸の掃除方法
簡単な網戸の掃除方法を5つ紹介しよう。洗剤が不要で手軽に網戸の掃除ができるので、ぜひ試してみてほしい。
掃除機を使った網戸の掃除の仕方
- テープを使って網戸の外側に新聞紙を貼る
- 内側から掃除機で汚れを吸い取る
- 新聞紙を内側に張り替えて外側から汚れを吸い取る
- サッシや窓枠にたまった汚れを吸い取る
新聞紙はゴミ袋などのビニールでも代用できる。掃除機を強く押し当てると網戸が破けることがあるので、力の入れすぎに注意しよう。
ストッキングを使った掃除の仕方
- テープを使って網戸の内側に新聞紙を貼る
- ストッキングに靴下を入れたら中で丸める
- ストッキングで網戸の外側を上から下に拭く
- 新聞紙を外したら内側を拭く
- 窓の周りに落ちたホコリやゴミを掃除機で吸い取る
ストッキングに発生する静電気でホコリを除去しよう。不要になったストッキングや靴下を保管しておけば、網戸の掃除に使用できる。
洗車ブラシを使った掃除の仕方
- 窓を閉めた状態で外側から洗車ブラシをかける
- 網戸を水拭きするかホースで水をかける
- 雑巾で網戸や窓を乾拭きをする
洗車ブラシは毛が細かく密集したタイプを選ぼう。洗車ブラシの代わりに、効率よく汚れが落とせる網戸専用のブラシを用意してもいい。
メラミンスポンジを使った掃除の仕方
- メラミンスポンジを濡らしてしっかり絞る
- 上から下に向かって網戸を擦る
- メラミンスポンジを洗いながら同じ作業を繰り返す
- 窓の周りに落ちたホコリやゴミを掃除機で吸い取る
大きなサイズのメラミンスポンジを選べば、掃除できる範囲が広くなる。メラミンスポンジのカスやゴミが周りに落ちるので、新聞紙を敷いておくとあとの掃除が楽だ。
フロアワイパーを使った掃除の仕方
- フロアワイパーにウェットタイプのシートをつける
- 網戸の内側を拭いたら外側も同じように掃除する
- フロアワイパーから外したシートでサッシの汚れを拭く
- 窓の周りに落ちたホコリやゴミを掃除機で吸い取る
そのままだと使いにくいので、柄を短く調整して掃除するのがポイント。ホコリが吸着しやすい、表面が凸凹としたタイプのウェットシートを選ぼう。
4. 念入りに網戸の掃除をする方法
- 網戸の外側と内側のホコリを掃除機で吸い取る
- 網戸の下に新聞紙を敷く
内側から重曹スプレーを吹きかけて10分ほど放置する- メラミンスポンジを濡らして内側を上から下に擦る
- 重曹水に浸した雑巾を外側から当てて10分ほど放置する
- メラミンスポンジを濡らして外側を上から下に擦る
- 内側と外側を乾拭きする
- 新聞紙を捨てて落ちたゴミや汚れがあれば掃除する
網戸の掃除に必要な重曹水は、水(100ml)に重曹(小さじ1)を混ぜて作ろう。汚れが酷いときは、重曹スプレーを吹きかけたあと古い歯ブラシで優しく擦る。重曹スプレーの放置時間を長めにして、網戸の掃除をするのも効果的だ。
取り外せるなら丸洗いもおすすめ
- 網戸を取り外したらホースで水をかける
- 洗剤を吹きかけてスポンジや洗車ブラシで網戸の両面を擦る
- 5~10分くらい放置して水で流す
- 乾拭きするか立てかけて自然乾燥させる
取り外してホースで水を直接かけることで、効率よく網戸の掃除ができる。縦と横、斜めの方向に擦るのがポイントだ。洗剤が肌に触れると手荒れの原因になるので、ゴム手袋をつけてから作業しよう。
5. サッシや窓ガラスの掃除方法
網戸の掃除をするときは、サッシや窓ガラスも一緒にキレイにしておきたい。網戸の掃除と併せてチェックしたい、サッシや窓ガラスの掃除方法を解説する。
サッシの掃除の仕方
- 掃除機でサッシに入り込んだゴミを吸い取る
- 古い歯ブラシで残った汚れをかき出す
- 濡らしたスポンジを使って汚れを擦る
- 固く絞った雑巾で水拭きをする
サッシの幅より少し大きめにスポンジをカットすると、サッシの掃除がしやすい。また、頑固な汚れには食器用の中性洗剤を活用しよう。スポンジに少しだけ垂らしてから擦ってほしい。
窓ガラスの掃除の仕方
- ガラス用の洗剤を全体に吹きかける
- 窓用ワイパーをガラスに密着させて上から下に拭き取る
- 窓枠の下に溜まった洗剤を乾拭きで拭きとる
洗剤の使い方や使用量は商品によって違うので、あらかじめ確認しておく。窓用ワイパーで上から下まで一気に拭き取るのが、窓掃除のポイントだ。なお、日頃の掃除なら網戸の掃除と同じく簡単でいい。バケツと雑巾を使った水拭きをしよう。
6. 網戸の掃除後に汚れを防止するコツ
網戸の掃除が終わったあとは汚れ対策が重要だ。網戸の掃除頻度を減らすためにも、汚れ防止のコツを確認しておこう。
結露防止スプレーを使う
網戸に窓用の結露防止スプレーを塗布すれば、汚れ防止になる。ホコリや花粉、カビを防ぐタイプのアイテムがおすすめだ。網戸の目が詰まる可能性があるので、ワックス入りの結露防止スプレーは避けてほしい。裏側から乾いた布を当てて吹きかけたら、あとは広げるように拭いていこう。
柔軟剤を塗る
網戸に静電気が発生すると、ホコリやゴミが吸着しやすい。柔軟剤には静電気を防ぐ効果があるため、網戸に塗ることで汚れ対策になる。柔軟剤を雑巾やスポンジに塗布したら網戸全体に塗ろう。柔軟剤が伸びにくいと感じる場合は、少し水と混ぜてから使用してほしい。表側と裏側の両方に塗ることで、網戸の掃除をする頻度が減らせる。
網戸フィルターを使う
ホコリや花粉、虫を防ぐ網戸フィルターを使った対策だ。ホームセンターや通販サイトなどで購入できる。花粉が部屋に入ってくるのを防げるため、花粉症対策にもおすすめだ。汚れたら交換するだけでいいので、キレイな状態を長く保てるだろう。
結論
汚れが蓄積する前に網戸の掃除をしよう。放置すると窓やカーテンが汚れやすくなり、さらに咳や喉の痛み、花粉症の原因になる。簡単な掃除は週に1回、念入りな掃除は半年に1回を目安にしてほしい。掃除機やストッキング、フロアワイパーなどのアイテムを上手に活用しよう。網戸と一緒にサッシや窓ガラスの掃除をするのもおすすめだ。柔軟剤や網戸フィルターを使った汚れ対策と併せて紹介したので、こちらもチェックしてほしい。