目次
- 1. 洗濯で使う漂白剤の種類と効果
- 2. 洗濯における漂白剤の使い方と注意点
- 3. 洗濯で使う漂白剤の選び方
- 4. 洗濯で使う漂白剤のおすすめを紹介
1. 洗濯で使う漂白剤の種類と効果

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酸素系漂白剤
洗濯でもっとも汎用性の高い漂白剤といえば酸素系漂白剤だろう。洗濯物の染料を漂白するのではなく、シミや汚れのみを落としてくれる。素材に優しく、白物・色柄物いずれにも使えるうえ除菌・消臭といった効果も望める。塩素系漂白剤
酸素系漂白剤よりも高い洗浄力を誇るのが塩素系漂白剤だ。文字通り「真っ白」にしてくれる。殺菌力も高く、洗濯のほかカビ対策などにも用いられる。ただし素材へダメージが強いため白物専用である。デリケートな素材、金属部品が付いた衣類などにも向かないので覚えておこう。なお、塩素系の洗剤は酸性タイプと混ぜると有害なガスが発生する。パッケージにも記載されているはずなので、くれぐれも混ぜないようにご注意いただきたい。還元系漂白剤
洗濯ではあまり出番がないが、塩素系漂白剤と同じく白物専用の漂白剤として活躍するのが還元系漂白剤だ。洗濯ではなかなか落とせない鉄や赤土などによる汚れ、樹脂加工が施された衣類に塩素系漂白剤を使ってしまったときの黄ばみ改善などに用いられる。2. 洗濯における漂白剤の使い方と注意点

洗濯表示をチェック
洗濯で漂白剤を使うときは、漂白剤の種類とあわせて洗濯表示もチェックしよう。洗濯表示には新旧があるため少々ややこしいが、漂白に関する情報は次の通りだ。■新洗濯表示(平成28年12月〜)
「△」のみ=塩素系、酸素系いずれの漂白剤も使用できる
「△」に「斜線」=塩素系はNG、酸素系はOK
「△」に「×」=塩素系も酸素系も使用不可
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■旧洗濯表示(〜平成28年11月)
「フラスコ」に「エンソ サラシ」の文字=塩素系、酸素系いずれの漂白剤も使用できる
「フラスコ」に「エンソ サラシ」の文字に「×」=塩素系による漂白はできない
もちろん、ご家庭での水洗いがOKであることが前提だが、漂白剤もこのように指定されている。色落ちや素材へのダメージといったトラブルを避けるためにも、必ず確認しよう。
色落ちチェック
洗濯物の目立たない部分に、漂白剤の原液をごく少量、含ませる。5分程度そのままにしておき、色が落ちていないか(抜けていないか)を確認しよう。問題なければ漂白剤が使えるが、少しでも変化があれば色落ちの可能性があるため、漂白剤の使用は控えたほうがよいだろう。洗濯機で使う場合
洗濯機に漂白剤の投入口があれば、そこへ適量を投入しよう。適量はパッケージなどを確認してほしい。漂白剤の投入口がない洗濯機だったときは、洗濯洗剤と一緒に投入しよう。あとは、いつも通りにスタートさせればOKだ。浸け置きする場合
桶などに水をはり、塩素系漂白剤を適量溶かす。同じく適量はパッケージなどを確認しよう。あとは漂白したいアイテムを30分程度浸け置きし、水でしっかりすすいでから乾燥させよう。酸素系漂白剤の場合は、浸け置きよりも塗り込む使い方が一般的だ(液体の場合)。シミなど気になる汚れに原液を塗り込み、そのまま洗濯洗剤を使って洗濯をする。ひどい汚れであれば、原液を塗り込んでから水またはぬるま湯に浸し、30分ほど置いてから洗濯しよう。
商品ごとの使用方法は守ること
漂白剤は、商品ごとに適した使い方が異なる場合がある。ここで紹介した使い方は一例であり、必ずしもすべての漂白剤に適用するものではない。色落ちやダメージなどのトラブルを防ぐためにも、使用前に必ずパッケージを確認して適切な使い方をしよう。3. 洗濯で使う漂白剤の選び方

漂白剤選びのポイント
日常の洗濯に使うのであれば、白物・色柄物に使える酸素系漂白剤で十分だ。塩素系漂白剤よりも洗浄力は緩やかだが、シミ、汚れをしっかり落としてくれるうえ、除菌・消臭効果も期待できる。ただし真っ白のワイシャツ、同じく真っ白の靴下などにガンコにこびりついたシミ、汚れは酸素系漂白剤では不十分なことがある。そのときは塩素系漂白剤で洗濯しよう。色柄物の染料が白い服に色移りしてしまった場合や、鉄や赤土などの汚れが付いてしまったときは、還元系漂白剤がおすすめだ。4. 洗濯で使う漂白剤のおすすめを紹介

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