目次
- 1. 加湿器に溜まる汚れとは?
- 2. クエン酸で落とせる加湿器の汚れとは?
- 3. クエン酸を使って加湿器を洗浄する方法
- 4. クエン酸を使って加湿器を洗浄する頻度は?
- 5. 加湿器のタイプ別にお手入れのポイントを解説
- 6. 加湿器はクエン酸や重曹で定期的にお手入れをしよう
1. 加湿器に溜まる汚れとは?

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水垢や雑菌
水を使用する加湿器には水垢が発生しやすい。水垢とは水道水に含まれるミネラルが原因の汚れだ。白いウロコ状の見た目が特徴で、放置すると蓄積して落としにくくなる。さらに汚れたままだと内部で雑菌が繁殖。加湿するたびに水蒸気に乗って雑菌が放出されるため、部屋中に広がることになる。水垢や雑菌を防ぐためには定期的なお手入れが必要だ。加湿器の洗浄をしないとどうなる?
加湿器の水垢を放置すると、白く固まった頑固な汚れに変化する。掃除が大変なのはもちろん、フィルターに付着すると詰まって加湿能力が落ちるので注意しよう。軽度なうちに掃除をして除去しておくことが大事だ。雑菌やカビ菌が繁殖することでにおいが発生。さらに吸い込むことで咳や喉の痛み、発熱、気管支炎といった症状を引き起こす可能性がある。肺炎を引き起こすレジオネラ菌はとくに危険だ。高齢者や子どもは重症化しやすい。2. クエン酸で落とせる加湿器の汚れとは?

フィルターやタンクなどに付着する水垢
掃除の基本は中和であり、反対の性質をもつ成分を使うことで落としやすくなる。酸性のクエン酸で落とせるのは、水垢などアルカリ性の汚れだ。フィルターやタンクに付着した水垢を、溶かして落とすことが可能だ。水道水を使用する加湿器に水垢はつきものなので、ぜひお手入れにクエン酸を活用してほしい。一方で酸性のクエン酸は酸性の汚れにあまり効果がない。酸性の汚れが気になるときは、アルカリ性の重曹で洗浄しよう。3. クエン酸を使って加湿器を洗浄する方法

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用意するもの
- クエン酸
- 水
- 歯ブラシ
- タオル
クエン酸を使った加湿器の洗浄方法
- 加湿器の電源を切る
- タンクやフィルターなどの部品を外す
- ぬるま湯(1L)にクエン酸(大さじ1=15g)を混ぜてクエン酸水を作る
- タンクやフィルターなど部品を入れて30分ほどつけ置き洗いをする
- キレイな水ですすいで落ちなかった汚れは歯ブラシで擦る
- タオルで拭いたあと乾燥させて加湿器の取り付ける
クエン酸を入れたまま運転するのはNG
クエン酸水を入れて加湿器を運転すると、故障の原因になる。洗浄をするときは取り外した部品をつけ置きしよう。洗浄したあとも、クエン酸水が残らないように念入りに洗い流してほしい。クエン酸で落ちない汚れには重曹を使った掃除がおすすめ
重曹はアルカリ性の性質をもつ成分だ。酸性のクエン酸では中和できない、酸性の汚れに効果がある。静菌効果があるため、雑菌が原因のにおい対策にもおすすめだ。水(1L)に重曹(60g)を混ぜて沸騰させる。熱い重曹水に取り外した部品を30分ほどつけ置きしよう。十分にすすいだあとは、乾燥させて取り付けよう。クエン酸と重曹を使い分けることで、加湿器を清潔に保てる。4. クエン酸を使って加湿器を洗浄する頻度は?

5. 加湿器のタイプ別にお手入れのポイントを解説

気化式
気化式では、水を含んだフィルターに風を当てて加湿する。加熱しないので電気代は安いが、雑菌が繁殖しやすい。タンクの水は最低でも1日1回入れ替えて、そのときに水を入れて振り洗いしよう。外側にある給水フィルターは掃除機で汚れを吸い取り、内側の加湿フィルターは水洗いをする。頻度は1ヶ月に1回を目安にしよう。加湿フィルターは定期的な交換が必要なので、説明書で確認してほしい。スチーム式
水を加熱して放出するタイプの加湿器だ。水を煮沸消毒するため、雑菌が繁殖しにくいといった特徴がある。吹出口は高温になるので、子どもやペットが触れないような対策が必要だ。気化式と同様に、水は1日に1回交換してタンクをすすぐ。水道水を加熱すると「スケール」という頑固な汚れが付着するので、硬いブラシで擦って落とそう。柔らかい布で全体を拭けば手入れは終わりだ。ハイブリッド式
2種類の特徴を備えたハイブリッドタイプの加湿器だ。「気化式+スチーム式」と「超音波式+スチーム式」というように、2つのタイプに分かれる。抗菌作用を備えたタイプが多く、清潔に保ちやすいのが特徴だ。水を交換する頻度は商品によって異なるので、説明書で確認しておこう。タンクは水を交換するときに振り洗いする。給気口カバーやフィルターなども1週間に1回ほど水洗いして、乾燥させてから取り付けてほしい。6. 加湿器はクエン酸や重曹で定期的にお手入れをしよう

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