目次
- 1. 洗濯機の排水口から漂う下水のような臭いは何が原因?
- 2. 洗濯機の排水口の臭いを解消する前に
- 3. 洗濯機の排水口の臭いを解消する方法
- 4. 洗濯機の排水口の臭いを防ぐ方法
- 5. 洗濯機の排水口の臭い対策には定期的な掃除が効果的
1. 洗濯機の排水口から漂う下水のような臭いは何が原因?

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排水口の汚れ
洗濯機の排水口には、衣類のホコリや糸くず、髪の毛、皮脂、そして洗剤の溶け残りなどが溜まりやすい。そこに雑菌が繁殖すると、イヤな臭いが発生する原因となる。排水トラップの破損や封水切れ
洗濯機置き場には、基本的に「排水トラップ」というものがついている。排水経路の途中にあり、ここに水が溜まることを「封水」という。そして、封水によって溜まった水が、下水から上がってくる臭いを防いでくれるのだ。排水トラップ自体が破損していたり、封水が切れたりすると、下水の悪臭がそのまま上がってくることになる。排水トラップに水が溜まっているかをチェックし、もし溜まっていなければ水を注いでおこう。水が溜まらないのであれば、破損の可能性がある。排水ホースの汚れ
排水口が原因でない場合、排水ホースを疑おう。排水ホースが何らかの原因で折れ曲がっていると、そこに汚れが付着してイヤな臭いを発生させる原因となる。2. 洗濯機の排水口の臭いを解消する前に

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電源を切り給水栓を閉める
掃除の前に、洗濯機本体のコンセントを抜いて電源を切ろう。洗濯機は非常に高電圧なため、感電の恐れがある。必ずコンセントを抜いて電源が切れたことを確認してほしい。続いて、洗濯機の給水栓を閉めよう。排水口掃除の際に洗濯機を動かしたはずみなどで給水ホースが外れると、水が漏れて周りが濡れてしまう可能性がある。3. 洗濯機の排水口の臭いを解消する方法

排水口の掃除は重曹とクエン酸がおすすめ
- 洗濯機を移動させて排水口のふたや排水トラップなどの部品を外しておく
- ごみやぬめりがあれば取り除く
- 排水口に重曹1カップをふりかける
- クエン酸小さじ2とお湯1カップをコップの中で混ぜ合わせる
- 「4」を重曹の上からかける
- 発泡してくるため、その状態で10~20分ほど放置する
- その間に排水口の部品はお湯でつけ置きしてブラシで磨く
- すべて洗い流す
- 外した部品を元に戻す
パイプクリーナーを使う方法もある
- 排水口周りの部品を外す
- パイプクリーナーをたっぷりとかけて30分ほど放置する
- コップを使って水をかけ、何度か洗い流す
- 最後に外した部品を元に戻して完了
排水ホースも念のため掃除しておこう
- 排水ホースを洗濯機の説明書どおりに外す
- ラップとゴムで排水ホースの片方の先端にしっかりとふたをする
- 「2」に薄めた漂白剤を流し入れる
- 洗剤が全体に行き渡るようにし、少し時間を置いたら水で洗い流す
- 元の位置に取り付けて完了
排水ホースが劣化している場合は交換を
排水ホースに亀裂が見られたり、古くなって劣化したりしているときは、新しいものと交換しよう。ホースは、ホームセンターなどで手に入る。排水口の掃除と一緒に交換するのがおすすめだ。4. 洗濯機の排水口の臭いを防ぐ方法

ごみ取りネットや糸くずフィルターは毎回掃除する
洗濯機を使用する際は、ごみ取りネットや糸くずフィルターにごみが溜まっていないかチェックする。もし溜まっていたら、その都度掃除しておこう。ネットやフィルターがごみでいっぱいになると、ごみが排水口に流れ出ていってしまう。そうなる前に、こまめな掃除でごみを溜めないようにして予防しよう。洗濯槽を定期的に洗浄して清潔に保つ
洗濯槽の掃除をせずに放置していると、洗剤の残りカスがこびりついたり、カビが発生したりする可能性がある。その汚れが排水口に流れ出て、衣類にイヤな臭いがつくこともあるため、洗濯槽を清潔に保つことが重要だ。衣類などは入れずに洗濯槽の中に水を張り、塩素系漂白剤を入れて洗濯機を稼働させると洗濯槽の掃除ができる。1ヵ月に1回ほどのペースで洗濯槽も掃除しよう。お風呂の残り湯はできれば使わないようにする
お風呂の残り湯を洗濯に再利用するご家庭もあるかもしれない。しかし、最初に解説したとおり、洗濯機の排水口は髪の毛や皮脂などが溜まることによって雑菌が繁殖し、臭いのもとになる。残り湯には、そのもとである髪の毛や皮脂が多く浮いているのだ。排水口や排水ホースへ流れ出ると汚れや臭いの原因になるため、可能な限り避けるのがよいだろう。5. 洗濯機の排水口の臭い対策には定期的な掃除が効果的

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